コラム
俺物語!(15)~ 土木施工 齊藤くんインタビュー~
2023.07.01
13・14と卒業生インタビューでしたが、また在校生に戻りまして、
環境土木・造園施工管理科の齊藤映冴くん(帯広大谷高校出身)にお話を聞きました!
↑オートレベルで測量する齊藤くん
彼は地元の建設会社である川田工業㈱さんに内定し、就職と同時に企業委託生として本校へ入学してきました。
現行では国家資格の【土木施工管理技士】を最短で目指せる学科です(※)。
土木施工管理技士には1級と2級があって、普通高校出身者が1級を受験するには実務経験11年半を必要とします。
それが本校を卒業すると半分以下の5年で受けることができるので、そのメリットから企業委託生がたくさん来ています。
※2024年4月から法改正が予定されており、実務経験年数の要件が変更される見込みです。
ただし、工学系の履修者は「工学基礎に関する問題が免除」になるメリットが残るそうです。
詳しくはまだ発表されておらず、本校も情報を待っているところです。
建設会社に就職した経緯は?
齊:バスケ部だったんですけど、顧問の紹介で受けることになりました。
高校の校長先生と川田工業の社長が知り合いらしくて、普通科から初めて採用することになって話が来たそうです。
亀:バスケ部は強かったの?スタメン?
齊:全道大会に出れるくらいです。スタメンです!
亀:3年生は何人いたの?どうして映冴くんが選ばれたんだろうね?
齊:3年生は17人いました。
だいたいみんな進学で、就職は僕ともう1人だけだったんですけど、その子は公務員希望だったので・・・消去法ですね(笑)。
亀:きっとこの子なら大丈夫だと思ったんだよ。スタメンだしね!
進学は考えてなかったの?
齊:考えてなかったです。
特にやりたいことがなくて・・・とりあえず就職してみようって考えでした。
いきなり仕事に入るんじゃなくて、企業委託で専門学校に行けるっていうのも決め手になりました。
建設会社には抵抗なく?
齊:夏休みに川田工業の職業体験に行ったんです。
3日間あって、川の工事と、畑の水はけをよくする工事を見に行きました。
2~3日目は人出が足りなかったらしくて、バケツで生コンを運ぶのを手伝いました。
亀:嫌にならなかった?
齊:嫌ではなかったです。
次の日、筋肉痛になったけど(笑)。
亀:バスケ部だから体力あるもんね。
うちの卒業生が2人お世話になってるんだけど、会ったかい?
齊:晋太郎さんが新人の教育係なので、LINEで繋がってます!
入社式の後にはお昼ご飯に連れていってもらいました。
テスト前には頑張れよって連絡をくれて、当時のテスト対策プリントもくれたんですけど・・・
晋太郎さんとは学科が違うので、範囲も違いました(笑)。
亀:おお、晋太郎がいろいろ見てくれてるのね。
体験入学と入学式の時にも採用担当の方が一緒に来てくれてたから、大事にされてるなーという印象だったよ(見張られてるだけ?笑)。
体験入学の後「美味しいもの食べて帰ろッ♪」って言われてたけど、何かごちそうしてくれたの?
齊:えーっと、札駅にある魚の定食屋さんみたいなところに連れてってもらいました!
亀:(採用担当の)鈴木さんとは電話でお話ししたり、会ったのは2回だけだけど、優しいお姉さんって感じだよね。
齊:そんな感じです!
授業はむずかしい?
↑クラス界隈でにゃんこ大戦争がブームらしい
亀:クラスの雰囲気はどう?
齊:ハチャメチャです(笑)。
亀:今年の施工科は明る(うるさ)いよね(笑)。
授業はどうですか?
齊:全部はじめて知ることなので難しいです。
数学と、コンクリート工学と、基本的に全部ニガテです・・・。
この学校の受験の時は、部活の顧問が数学の先生だったので、毎日数学の宿題を出されていました。
唯一好きなのが土木製図で、いまトンネルの図面を書いてるんですけど、1人で集中してできるところが良いですね。
亀:これまで習ったことで印象に残ってることはある?
齊:うーん・・・あ、有坂先生の土木材料で、
コンクリートの説明をカレーライスに例えてくれて、それがすごくわかりやすかったです。
亀:うんうん、身近なものに例えてくれるとイメージしやすいよね。
コンクリートって全部ペースト状だと思ってなかった?
齊:思ってました!
セメントに粗骨材と水なんですね。
亀:お、「粗骨材」なんて、業者っぽいね(笑)。
私もこの学校に勤めるまで、コンクリートに砂利が混ざってるなんて知らなかったよー。
その調子で土木のこといろいろ覚えていってね。
齊:赤点取らないように頑張ります!
\ 測量機器をのぞいてみませんか? /